2024.12.03
建物に明かりが灯る
「谷地の住宅」は建物本体の引渡し・荷物の引越しを終え、外構工事は残しつつもいよいよ12月から完成した住宅に建主さんが住み始めています。
本日は、外構工事に向けての定例打合せで生活の始まった住まいに初めて伺いました。
暮らし始めた建物はこれまで検査や内覧会で見てきた雰囲気とはまったく異なり、建物に息吹が吹き込まれたような、明かりが灯ったような、住宅のあるべき姿がそこにはあり、その光景を目の当たりにして感慨深いものがありました。
田園風景や先祖から継承された中庭など、この土地が持つ素晴らしい「場の力」をさらに引き出した建物にしたいと考え、アプローチからの抜けや各空間における外への開き方などについて、建主さんや施工者さんと一緒になって打合せを重ね、完成に至りました。
定例打合せ後には改めて建物をぐるっと歩かさせてもらい、次々と展開する空間の変化や窓から切り取られた河北町の様々な風景を一つ一つ噛み締めながら再確認することができました。