布施剛臣建築設計事務所布施剛臣建築設計事務所

2021.07.15

日本的エココミュニティ

2050年カーボンニュートラル実現に向けた連続セミナーがあり、本日の第2回目は2016年に「里山長屋」でJIA環境建築賞を受賞されたビオフォルム環境デザイン室の山田貴宏氏の話を聞く機会をいただきました。

エコロジー(生態系)と農業・建築・生活のあらゆる要素を統合した「Permaculture」というデザイン思考と方法論が、各プロジェクトの実例紹介においてしっかりと反映されていて、その内容を具体的に理解することができました。

環境建築賞を受賞された「里山長屋」は、日本のパーマカルチャー的な風景としての「里山」と昔ながらのご近所つきあいを象徴する「長屋」をイメージしたつくりが組み合わされたコーポラティブ形式によるコレクティブハウスです。
環境とコミュニティという現代の大きな二つの課題に対して、山田氏独自の環境建築における方法論によって様々な角度から住環境としての解決を目指されていました。

環境建築に関するアプローチの仕方や方法についてさらに理解を深められた良い時間となりました。