2021.08.23
公共建築の設計作法
今年の春から本格的に設計を進めてきた山形市の障がい児通所支援施設の「移転コンバーション工事」の指名競争入札を行い、本日無事に施工者が決定しました。
今回の業務は、山形市の障がい福祉課を介して国から決定を頂いている施設整備交付金事業となります。そのため、6月末の設計完了後から市の担当課による入札にかける設計図書の適正を確認する1ヶ月間の設計審査のやりとりを踏まえ、その後に法人の理事会承認によって決定した施工者3社に指名通知を行い、本日を迎えました。
年数の経つ既存建物に対して現行法の遡及の有無を整理しながら用途が違う既存事務所から障がい児通所支援施設として生まれ変わらせることが大きなテーマでした。
一つ一つの問題をクリアしてようやくここまで来ましたが、いよいよ9月からは設計から工事へとステージが移って行きます。この建物の2階の窓から見える山形市内のきれいな山並みを眺めながら、来春のリニューアルオープンに向けて引き続き監理業務にしっかりと取り組んでいきたいと思います。