2021.09.09
未来に向けた森の循環サイクル
新住協賛助会員の旭化成建材さんの主催によるWEBセミナー「ネオマアカデミー」の第4回目が本日開催されました。
今回のセミナーは、竹内先生による「地域の活性化につながる高断熱住宅の社会的意義」と題して、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて各地で現在行われている具体的な取組や建物の断熱性を高める意義について解説してもらいました。
住宅だけでなく公共建築を含む建物全体の断熱性を高めて建物にかかるエネルギーを減らすことを当然の前提基準とした上で、これらのエネルギーを化石燃料を使わずに再生可能エネルギー(太陽光・バイオマスなど)でカバーすることと、二酸化炭素を吸収して酸素を供給する森の循環がこの先の重要課題であると感じました。
そのような中で、講演の説明であった「森を中心とした循環サイクル」のイメージ図が大変参考になりました。
カーボンニュートラルは難しい課題ですが、まずはシンプルに地域の資源である森の木材を上手に循環させながら、「できるだけ小さなエリアで地産地消する・小さく経済を回す」というサイクルに設計から施工の一連の取組みを反映させられるよう、今後の設計活動にしっかりと取り込んでいきたいと改めて考えました。