2022.03.30
自然と人の営みの未来
JIA山形地域会の活動の一環として、ラジオモンスターの「日替り専門家情報 まじゃって楽しい街づくり」に出演してきました。
昨年の6月から始まったJIA山形地域会会員のリレー方式による令和3年度の年間テーマは、これまでの東北で起きた様々な自然災害を踏まえ、「自然と人の営みの未来を考える」でした。
テーマに沿いながら、今日の出演では「自然と人の営みの未来を”住宅”から考える」という題材でパーソナリティーの菊地喜美子さんと一緒に話をさせてもらいました。
住宅レベルとしては”外”と”住まいにおける人の生活”を「適度な距離感で保つこと(近すぎず離れすぎず)」が今後に向けた一つのあり方なのかなあと話をしました。
昨年住宅雑誌「イエココロ」に掲載されたお宅を例に、適度な距離感を保つために取り上げて説明した項目は以下の2つです。
1.自然と近づきすぎずに適度な距離感を保つこと
→建物に軒・庇をもうけて自然と人の生活に中間領域や間(ま)をつくる
2.自然と離れすぎずに適度な距離感を保つこと
→設地性を保ちながら中間領域を介して地面や緑とほどよくつながる
このような要素を取り入れながら、自然に対して建物や人がもっとおおらかでいられるような、適度な関係・安心して暮らせる関係をつくっていければと考えています。