2022.10.26
ブルーボトルコーヒー
築100年を超える伝統的な町屋をカフェとしてリノベートした物件の視察として、南禅寺の参道沿いにある「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」を訪れました。
重厚な柱や梁が整然と組まれた美しい骨組みや荒々しいながらも趣深く剥き出しになった土壁などの京町屋の風情溢れる空間を残しつつ、そこにブルーボトルコーヒーとしての新たな価値観を加え、二つが融合した独特の様式美や空間美が表現されたお店でした。
スキーマ建築計画社が提案する「接客される側と接客する側」や「内と外」のフラットな関係をつくるため、中庭に敷かれている砂利を屋外にとどめずに屋内にも広げるべく、屋外に使用されている砂利を取り込んだテラゾーを床やカウンター、ベンチなどに同一素材で使用することで、心地良い一体感が生み出されていました。
視察後には最寄りの南禅寺にある小堀遠州の作庭「方丈庭園」にも立ち寄ることができ、学びの多い一日となりました。