2021.02.26
Q1.0住宅のさらなる高み
会員として所属する新住協(=新木造住宅技術研究協議会)のオープンセミナーを受講しました。
新住協では国が新しく定めた省エネ基準を超える断熱性能や年間暖冷房費を半分以下とすることなどを掲げた「Q1.0住宅」を目指しています。
弊社でも昨年はQ1.0住宅レベル1相当の建物が2棟竣工しましたが、本日の鎌田先生の新マニュアルのセミナーを聞いて、さらにQ1.0住宅の性能レベルを引き上げていくための様々な技術・工法を聞くことができました。今後に向けた主な要点や課題は以下の通りです。
・外壁付加断熱部の下地胴縁の方向
(付加断熱t=105の場合の熱貫流率比較:横胴縁0.199 縦胴縁0.217)
・基礎断熱と床断熱の費用対効果
(基礎断熱の場合のコスト確保と床下暖房の実施、床下暖房停止時の足元の冷気対策)
・気流止めの細部施工のさらなる徹底
・熱交換換気の導入の徹底
雪国山形の冬でも暖かく快適に過ごせる「Q1.0住宅」のさらなる高みを目指して、引き続き技術・性能のレベルアップに取り組んでいきたいと考えています。