2021.03.31
山寺石の再生
東根市長瀞の醤油工場の解体工事で掘り起こされた土の中から出てきた凝灰岩の山寺石を、参道の敷石として利活用する一連の改修工事がようやく完成を迎えました。
長い間土の中で眠っていて表面が崩れていた原石を、地元の石材屋さんから規定のサイズに裁断の後に丁寧に研磨してもらい、場所を変えて日の目を見る参道の敷石として再生させることができました。
表面に表れる凝灰岩の石肌に時代を感じながら、この石がまた新たな歴史を刻んでいくところを改修に携わった一人として今後もしっかり見守っていきたいと思います。