布施剛臣建築設計事務所布施剛臣建築設計事務所

2021.06.10

チルアウト

月山・湯殿山とともに出羽三山の一つで山伏の修験場として広く知られている「羽黒山」を所属する団体の方々と一緒に登拝しました。

一の坂、二の坂、三の坂と続く全部で二四四六段の急な石段をひたすら無心で登りながら、頂上にある蜂子皇子を祀る蜂子社を目指しました。

普段の日常から時間的にも空間的にも「距離」を置くことで、日々設計業務に向き合って高揚した心身を一度リセットさせる良い機会となり、また明日からの設計に対する活力が湧いてきました。

2021.06.08

暖房負荷から外皮を考える

新住協賛助会員の旭化成建材()さんの主催によるWEBセミナー「ネオマアカデミー」が本日開催されました。

ネオマアカデミーは「ほんとうにあたたかい住まい」を普及させることを目的とし、第一線の有識者、既に実践されている工務店、あたたかい家に住まわれている生活者などの多面的な視点で情報を発信し、その情報を会員で共有する取り組みです。

第一回目となる今回のセミナーは、鎌田先生による「暖房負荷から考える外皮設計の作法」と題して、一人歩きするUA値競争に警鐘を鳴らし、本当に高性能な暖かい家を設計する際の視点(暖房負荷、日射熱取得、部位別の断熱強化の効果等)について解説してもらいました。

「ほんとうにあたたかい住まい」のさらなる向上を目指し、暖房エネルギーを減らすという観点から以下の3つの事項について今後もしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
1.断熱材を厚く施工してQ値を小さくする
2.換気の熱回収をする
3.日射熱を増やす(日当たりの良い南面の窓を大きくする)

2021.05.12

コンバージョン

現在山形市内で運営されている障がい児通所支援施設を、別の建物に新たに移転する「コンバーション」に関する設計監理契約を本日法人さんと取り交わさせて頂きました。

本業務の大きなテーマは、用途が違う既存建物を障がい児通所支援施設として生まれ変わらせること・年数の経つ既存建物に対する現行法の遡及の有無を整理しながら確認申請に適合させること・国から決定を頂いている施設整備交付金事業に対応すること、の3つとなります。

これまで培ってきた経験をフル活用して一つ一つの課題をクリアしながら、来春の施設のリニューアルオープンに向けて業務に取り組んでいきたいと思います。

2021.04.24

内外をつなぐ庭木の働き

「小白川の住宅」の外構工事がおおよそ終わり、本日は建主さんと一緒に確認・検査を行いました。

リビングから軒の深いテラスを介して南面に抜ける先に設けたアオダモのシンボルツリーと芝生のグランドカバーが昨年12月に既に完成している建物の内と外をつなぎ、住まいにさらなる潤いをもたらしてくれていました。

今後は、今回完成した庭木の緑の成長と共にテラスのデッキ材や外壁正面のシベリアンラーチ材・目隠し塀の屋久島杉材などの素材とお互いに調和し、年月を重ねるごとにさらに豊かな表情を作り出してくれることがとても楽しみです。

 

 

2021.04.20

中郷の住宅・リノベーション

昨年の秋からリノベーションの計画を進めてきた「中郷の住宅」の工事請負契約を正式に取り交わし、本日は施主・設計者・施工者による第一回目の現場打合せを行いました。
いよいよゴールデンウィーク明けからは本格的に工事がスタートします。

本住宅は寒河江市の市街地から西に位置し、大江町の楯山公園で大きな蛇行を終えた最上川がゆったりと敷地の北側を流れる長閑な場所にあります。

今後は施工していただく市村工務店さんと連携をとり、築90年となる建物がこれまで歩んできた佇まいを大切にしながら、快適で暖かな暮らしへのアップデートを目指し、引き続き改修監理に取り組んでいきたいと考えています。

2021.04.11

新たなステージ

いよいよ今日から事務所を開設して四年目を迎えます。
開設以来全てが初めてのことばかりでしたが、様々な方々とのご縁やご協力の中で建物の設計を通して沢山の貴重な経験をさせてもらいました。

「石の上にも三年」という言葉があるように、この三年で一つずつ地に足をつけてしっかり学んだことを生かし、事務所開設四年目という新たなステージでは、地域のまちなかを明るくてらすというテーマのさらなる実現に向けて、より一層設計活動に励んでいきたいと考えています。

2021.03.31

山寺石の再生

東根市長瀞の醤油工場の解体工事で掘り起こされた土の中から出てきた凝灰岩の山寺石を、参道の敷石として利活用する一連の改修工事がようやく完成を迎えました。

長い間土の中で眠っていて表面が崩れていた原石を、地元の石材屋さんから規定のサイズに裁断の後に丁寧に研磨してもらい、場所を変えて日の目を見る参道の敷石として再生させることができました。

表面に表れる凝灰岩の石肌に時代を感じながら、この石がまた新たな歴史を刻んでいくところを改修に携わった一人として今後もしっかり見守っていきたいと思います。

2021.03.13

まちなかを緑でてらす

12月末に建物の引渡しを終えた「小白川の住宅」は、4月から始まる外構工事に向けて現在細部の打合せを重ねています。

この建物は、南北に向かって和室・リビング・ダイニングが一直線に広がる「リビングスペース」とこれらをぐるりと取り囲む「コの字型のデッキテラス」が内外でゆるやかにつながる平面構成が特徴の一つです。

この特徴を生かし、リビングスペースから半外部空間のテラスを介して南面に抜ける先には、アオダモのシンボルツリーと芝生のグランドカバーなどを設けて暮らしにさらなる潤いを加える計画です。
さらに、前面道路に面する駐車スペースの一角には前庭を設け、車を停めて玄関へと向かうアプローチ路や歩行者が通る街に対してもちょっとした安らぎを与えられたらと考えています。